こんにちは。
本郷彰一(ほんごうしょういち)です。
今日は、不安を落ち着かせるための方法についての記事です。
※この記事の超要約版はこちら
不安を落ち着かせるための方法は
不安の正体を具体的・明確にすることです。
不安の感情は、未来に対する「わからない」という感覚が引き起こす感情です。
なので、思考を使って「わからない」を「わかる」状態にすれば、不安を落ち着かせることができます。
この質問を自分自身に問いかけ、答えを見つけ出しましょう。
このままだと「何が」「どうなって」、
その結果「自分がどうなると思っている」のか。
※ここから先は、要約ではないほうの(長い)ブログ記事です
将来の見通しが立たない。
戦争や喪失体験、失業などの大きなアクシデント。
夫婦げんかやいじめなど、人間関係のトラブル。
わたしたちの周りには、ほんとうに多くの「不安のきっかけになるもの」が存在していますよね。
なので、現役心理カウンセラーもふだんから自分自身に対して使っている「不安を落ち着かせるための方法」を知っていただき、今日から活用していだければ幸いです。
さて。そもそもどうして不安という感情があるのか?という話からになりますが・・・
一言で言ってしまうと、不安とは一種の「生存本能的なものとして、(脳の機能障害などによる場合を除き)にんげんみんなが当たりまえに持っているもの」です。当然、私も不安という感情は持っています。
でも、世の中には不安に飲み込まれてしまい、パニックや過呼吸になってしまう方もいれば、そうではない方もいます。
そこには、何かの「違い」があるわけですが、その違いの一つとして「不安を落ち着かせるための方法を知っていて、実践しているかどうか?」があるのです。
その方法とは。
ずばり
「不安を明確にする」
ということです。
もう少し精確な表現をさせていただくならば、
①「何が」(主語)
②「どうなってしまい」(述語)
③「その結果(自分が)どうなってしまうと思っているのか」(将来起こると思っている結果)
この3つをを明らかにすることです。
ここで、感情の理論についても少しふれさせてくださいね。
感情にはいろいろなものがありますが、すべての感情は「過去」「現在」「未来」どれか1つに属します。
不安の感情は、未来に属する感情です。
「明日の面接がうまくいくかどうかが不安だ」
「将来結婚できるかどうか不安だ」
「今後、原油価格が高止まりしそうだから生活が不安だ」
全部、未来のできごとに対して不安を感じていますよね。
その一方、
「昨日の面接で言い間違いをするのが不安だ」
みたいな言い方はしませんよね。
ここで、「いやいや。『昨日の面接で言い間違いをしたから不安だ』とは実際の会話で言うじゃないですか」と内心ツッコミをされた方もおられるでしょう。
しかし、『昨日の面接で言い間違いをしたから不安だ』の場合、何に対して不安になっているか?を取り違えています。
「昨日の面接」に対して不安なのではなくて、
「面接の結果に対しての不安」ですよね。
本人にとって面接の結果が分かるのは、この不安を言っている「今」でも「面接で言い間違いをした時(=過去)」でもありません。(何日後からはわからないけれども)未来ですよね。
だから、不安の正体を明らかにするという視点では、「昨日の面接で言い間違いをするのが不安だ」という言い方は成立しません。それを言うならば「昨日の面接で言い間違いをしたから採用されるかどうかが不安だ」が正しいのです。
なので、不安は未来に属する感情なのです。
そして、未来に属するということは・・・。
不安に感じていることそのものは、今現在、まだなにも起きていません。(現実に起っていない)
わたしたちは、他人が不安を感じている時、ついつい
「気にするな」とか「気のせいだ」とか言ってしまいますが・・・。
そういったことを言われたところで、不安を感じている人の不安が解消されるわけではありません。
だって、不安を感じている人にとっては、その起きていない将来の状況が、あたかも今現在実際に起っているかのように感じているのですから。
つまり、(起きてもいないことが実際に起っているという認識・感覚になっているという意味で)誤解してしまっているのですね。
そこで、その誤解を解くための方法として、思考のチカラをちょっとだけ使います。
思考のチカラを使うことにより、誤解にハマってしまっている認識・感覚(無意識)を、不安の正体を明確にさせるという手段を使い冷静・客観的な自分(顕在意識)に戻すという形で、こころのバランスをととのえるのです。
しかし、不安になっている時、やぶからぼうに
「はい、思考を使って!考えて~~~」
なんていっても、きっと不安になっている人の耳には届かないでしょう。
何をどう考えてよいのかもわかりませんよね。
だからこそ、なにをどう考えたらよいのか?もガイドする必要があるので、
この不安の正体は、
「〇〇が〇〇なってしまい、その結果自分が〇〇〇になると思っているということだ」
という定型文みたいなものを使い、「〇〇にあてはまる言葉はな~に?」というふうに考えていただくのです。
さきほどの3つの例を使うならば、こういうふうな例が考えられます。
「明日の面接がうまくいくかどうかが不安だ」
→面接の結果不採用になってしまい、自分の生活費が足りなくなると思っている
「将来結婚できるかどうか不安だ」
→ずっと結婚できなかった結果、一人で老後を寂しく暮らして孤独死するに違いないと思っている
「今後、原油価格が高止まりしそうだから生活が不安だ」
→会社からの交通費(ガソリン代)が増えず、維持費が嵩むので車を手放さないといけなくなるがここは田舎なので車なしの生活なんてあり得ないし、そうなると自分がこの先買い物もできず病院にも行けず地元を捨てて都会に引っ越さないといけなくなると思っている
※最後の例はちょっと長文になってしまいましたが・・・実際のケースでは、こういう感じで無意識的に不安が次々と数珠繋ぎになって、ひとつの不安がさらなる不安を呼び起こしていることが多いです
この不安の正体を具体的・明確にする方法ですが、
慣れるまでは「なかなか思いつかない」「やってみたけど、いまいちしっくりこない」や、逆に「やろうとしたけど、逆に不安を感じて怖くなったので途中でやめた」ということがあるかもしれません。
もしおひとりでやってみてうまくいかないならば、
心理カウンセラーにサポートをお願いしてみてもよいかもしれません。
この方法に慣れてくると、不安という感情の扱い方がわかり、実践できるようになるので
不安を感じるようなことがあっても重症化せずに不安を落ち着かせることができるようになりますよ。
ということで、あらためて
今日の記事のおさらいです。
不安を落ち着かせるための方法は
不安の正体を具体的・明確にすることです。
不安の感情は、未来に対する「わからない」という感覚が引き起こす感情です。
なので、思考を使って「わからない」を「わかる」状態にすれば、不安を落ち着かせることができます。
この質問を自分自身に問いかけ、答えを見つけ出しましょう。
このままだと「何が」「どうなって」、
その結果「自分がどうなると思っている」のか。
あなたの明日が今日よりもよくなり、
「生きていてよかった」と
感じることができますように。
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