もし、あなたに解決したい悩みがあったり、
長年生きづらさを抱えていたり、
助けたい誰かがいるのならば・・・
カウンセラー選びの時に、
気を付けていただきたいことがあります。
それは・・・
「未来だけ」カウンセラーにご用心!
です。
どうしてかといいますと、
悩みや生きづらさがある場合、
必ず因果関係があります。
つまり、今の状況を作り出している
要因や要素が存在するのです。
これを明らかにしない限り、
問題は解決しません。
仮に、未来だけのカウンセリングで
「スッキリしました!」となっても
それは一時的なもの。
料理でいうと、
豆乳鍋の湯葉みたいなものです。
ほんとうの問題は何も解決していないので
数日、遅くても数週間もすれば
また問題はぶりかえしてきます。
「未来だけ」のカウンセリングは
コーチングに近い領域のセラピーです。
コーチングとは元気な人向けの
目標達成型のアプローチなので
未来だけのカウンセリングは
もともと元気な人、悩みが薄い場合には
効果が比較的でやすいです。
ですが・・・
ほんとうに悩んでいる人、生きづらい人、
心療内科や精神科に通院するような人には
ほとんど効果がありません。
むしろ、逆に症状を悪化させてしまい、
余計にできない自分を責め、
追い詰めてしまいます。
ちょっと例をあげてみましょう。
仮に、あなたが死にたいぐらい
気持ちが落ち込んでいるとします。
そんな時、「未来だけ」カウンセラーが
こんな事を言ったとしましょう。
今すぐ死にたい気持ちなんですね。
ところで、明日はあなたにとって
どんな楽しいことがあると思いますか?
あなたはこれを聞いて、
一体どんな気持ちになりましたか?
「未来だけ」カウンセラーに対して、
どう思いましたか?
少なくとも、
「明日は最高に決まってます!癒されました!」
とは、絶対ならないと思います。
だからこそ、ほんものの癒すスキル・実力を
持っている心理カウンセラーは
深いお悩みを抱えた方に対して
未来志向の心理療法を
安易に行うことはありません。
ちょっとしたマメ知識ですが、
あなたがこのことを知っておくことで、
あなたが実際にカウンセリングを
受ける必要が生じた時に
適切なカウンセラー選びが
できれば幸いです。