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受動攻撃を手放す方法、伝授します

夫婦関係を良くしたい

こんばんは。

本郷彰一(ほんごうしょういち)です。


今日は、受動攻撃についてです。

受動攻撃は、

厄介な課題です。

受動攻撃は

「攻撃(怒りの感情)」の

一つの形態なのですが

受動攻撃をした(怒りを感じたはずの)本人には

その自覚がありません。

たとえばですが、あなたに受動攻撃のクセが

あるとしましょう。

すると、こんなことが日常茶飯事で

繰り広げられます。

相手が、あなたに対して嫌味を言ったとします。

すると、あなたは嫌な気分になるはずが・・・

そんなことは全くありません。

なんと、(無意識ですが)

その相手の嫌味、

あなたには全く聞こえていなかったのです。

だから、あなたは相手にこう聞き返しました。

え、今何か言った?

すると相手は、語気を強めて

こう言い放ちます。

「耳が遠いの?あなた病院行ったほうがいいんじゃない!?」

そうです!

嫌味を言って怒りを感じて腹が立ったのは、

あなたではなくて(受動攻撃をぶつけられた)

相手のほうなのです。

そして、相手は怒りの感情を自覚できるので、

無事(?)あなたに向けて

怒りをぶつけてきた、ということなのです。

相手が怒りを感じ、怒りを自分にぶつけてくれたことで、

ようやく、あなたは「いやな思いをした」と

自覚することができました。

これが受動攻撃のクセにおける一連の流れです。

あなた自身に怒りの自覚がないところが

この課題に気づきにくいという意味で

受動攻撃のクセはとても厄介なのです。

しかし、受動攻撃は

対人関係を破壊させるには

じゅうぶんな攻撃力を持っています。

そして、受動攻撃をした本人にも

(対人関係で)破壊的な結末をむかえます。

ほとんどの場合、

「他人があなたから離れていく」

が相場なのです。

さて。肝心かなめの

受動攻撃を手放す方法ですが・・・

その方法とは、ずばり

自分自身を観察することです。


どうして受動攻撃を手放す方法が

自分自身を観察することなのかといいますと

受動攻撃がクセになっている人には

とあるパターンが共通に見られるからです。

それは、

「相手ばかり見るクセが身についている」

というパターンです。


もうちょっとかみ砕いてお伝えさせていただくと、

意識の向け方のバランスがひじょーに悪いということです。

受動攻撃のクセがある人の意識の向け方(バランス)は

極端に言うならば、

自分0で相手100になっているのです。


その一方、受動攻撃を手放せている人や

楽な生き方を実践できている人は、

みんな意識を向けるバランスが良いです。

自分:他人=50:50に近い。

自分も他人も、バランスよく意識を向けているのです。


だからこそ、受動攻撃のパターンがあるな~と自覚がある方や、

なぜだかわからないけど、いつも急に人間関係が途絶えるんですという人は

今すぐにでも

自分自身を観察する練習を

習慣づけていただきたいのです。

自分自身を観察する手順は、以下のとおりです。


①人から何かされた・言われて違和感を感じた時を具体的に思い出す。
②その時の違和感の正体はなにだろう?と考える。
③考えた結果出てきた違和感の正体(思考・感情)をメモする。
④メモしたことばを、相手に言うつもりで、アサーティブな文章にする。
⑤(誰もいないところで)実際に声に出して読み上げる。
⑥読み上げてみた感想やその後に湧き出てきた感情をただ感じる。

⑦やってみてわからない、行き詰まった、違和感を処理しきれない場合は、心理カウンセラー等こころの専門家のサポートを求める。

このトレーニングを習慣づけるだけで
受動攻撃をだんだんと、しかし確実に手放すことができます。

あとは、実践あるのみです!

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